
そば粉の挽きには主に機械挽きと手挽きがあり、一般的に石臼手挽の方が美味しい蕎麦が出来ると知られています。 それは粉焼けが少ない事です。粉が焼けてしまうと香りが飛んでしまい食べた時に、風味のない味わいになります。機 械で粉を挽くとスピードが早く効率は良いのですが、蕎麦の一番大切な風味が損なわれてしまのです。手動で挽いた 粉は粒子が不揃いではありますが、それが蕎麦の独特の歯ごたえを生み出すのです。しかしながら手挽きは生産効率 が非常に悪いのが欠点となっており、石臼で挽いたそば粉を手に入れるのが年々難しくなっています。
そばの栄養成分
蕎麦は日本食のヘルシーな料理として海外でもたいへん人気の食材です。栄養成分は主にビタミンB郡や良質のタン パク質が豊富で健康食品として知られています。、老化予防のビタミンE、血圧を下げるルチン、肝臓を守るコリンなどが 含まれています。そばは食べても血糖値の上昇が少なく、脂肪も付きにくい食材です。また、豊富な栄養成分は蕎麦を ゆでた後の蕎麦湯にもたっぷり含んでいます。お蕎麦屋さんでは蕎麦湯が出てきますが、 おそばを食べ終えた後の残 り汁に蕎麦湯を入れて飲み干すことで蕎麦の栄養を余すことなく味わえます。
蕎麦は縁起の良い食材
引越しや年越しなどに蕎麦は欠かせません。江戸時代中期から蕎麦を食べてきた日本人は蕎麦には特別な思いがあ るようです。蕎麦の意味には次のようなたくさんの諸説があります。
①「運そば」説
鎌倉時代博多の承天寺で年末を越せない町民に「世直しそば」と称しそば餅を振舞ったところその翌年から町人たちに 運が向いてきたのがいわれ。
②「細く長く」の形状説
そばは細く長くのびることから、家運を伸ばし、寿命を延ばし、身代を永続きさせたいと縁起をかついだ。引越しで蕎麦を ご近所さんにふるまうのは「細く長くご近所付き合いをお願いします」という意味が込められています。
③「切れやすい」ことからの形状説
年末に蕎麦を食べるのは、そばは切れやすいところから、一年の苦労や厄災をきれいさっぱり切り捨てようと食べる説 があります。
④金運説
金箔を打つ時、打ち粉にそば粉を使うと金箔の裂け目を防げ、裂け目が出来ても一ヶ所に寄ってくっつく。また金銀細工 師は飛び散った金銀の粉を集める時にもそば粉を使う。そこから、そばは金を集めるという縁起で食べるようになった。
蕎麦料理の種類
蕎麦は温かいものと冷たくしてもとても美味しい。そば粉本来の香りや喉越しを味わうにはやはり盛りざるで食べたい。
冷たい蕎麦料理は盛りそば、ざるそば、天ざるそば、鴨せいろ、つけとろろ蕎麦、おろし蕎麦、みぞれ納豆、冷やしなめこそば、など。
温かい蕎麦はつけそば、きつねそば、たぬきそば、天ぷらそば、月見そば、とろろ蕎麦、鴨南蛮そば、鳥南蛮、肉南蛮、ニシンそば、はらこそば、カレー南蛮、なめこ蕎麦、おかめ蕎麦、しっぽく蕎麦、けんちんそば、五目そば、花巻そば、わかめそば、おぼろそば、きざみそばなど。