蕎麦粉(そばこ)は、タデ科の一年草ソバの種(実)を挽いた粉のことを言います。機械で挽きと石臼で丁寧に挽く方法 がありますが、香りは断然石臼で挽く方法に限ります。機械の石臼で引くと温度が上昇し、それによりそばの香りが飛ん でしまうのです。手間はかかりますがゆっくり人の手により石臼で挽いた方が美味しいお蕎麦を食べられるのです。
製法
ソバの実を粉にするまでには様々な工程を経ます。
そばの実を引くと、柔らかい中心部分の胚乳のさらに中心から先に細かくなって挽き出てくる。外側の胚芽(子葉 )や 甘皮(種皮)はやや硬いため、すぐに細かくは挽けない。従って先に出る粉ほど内層の粉で後に出る粉ほど表層の粉で ある。
一番粉・二番粉・三番粉・末粉などを分けて分別しないで挽いて篩う場合もあります。
種類
蕎麦粉は製粉、篩分けの度合いにより「一番粉」・「二番粉」・「三番粉」他に分けられる。
ひきぐるみは、抜き実もしくは玄蕎麦を直接ひいた粉を篩で調製したものである。つまり、一番粉、二番粉等に分けたも のをあわせた粉ではない。更科粉は主に一番粉を主体とした白っぽい内層粉もしくは一番粉のみで作られる。
更科蕎麦は、更科粉主体で打った白い色のごく高級な蕎麦麺である。
たんぱく質がほとんど含まれない更科粉の10割蕎麦は、つながりづらく長い麺が打てないどころか名人でないとボロボ ロとして麺に打つことすら困難である。
成分・利用
蕎麦粉の基礎成分としてタンパク質10~13%、脂質が2~3%、粗組織が1.2~2.0%、灰分が0.7~1.5%程度含まれる。ル チンは、10~25mg/100g含まれる。